真夏の現場作業に欠かせない「空調服」ですが、本当に熱中症対策として十分な効果があるのでしょうか?

現場では「効果が実感できない」「かえって熱がこもる」といった声も聞かれます。実は、空調服は使い方や環境によって効果に差が出るアイテムです。

そこで本記事では、空調服のメリット・デメリット、より実用性の高い冷却アイテムも紹介します。作業現場の熱中症対策に悩むご担当者様はぜひ参考にしてください。

▼この記事で分かること

  • 空調服は熱中症対策にならない?実際の効果(メリット)を紹介
  • 空調服のデメリットを5つ紹介
  • 熱中症対策におすすめのアイテムを紹介!
  • 空調服の熱中症対策に関するよくある質問

NBKマーケティングでは、猛暑・防爆エリアにも対応した「ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケット」を提供中です。

空調服や扇風機が使えない過酷な現場でも、マイナス78.5℃の強力冷却と2WAY構造により、高い安全性と快適性を両立します。作業効率を落とさず、熱中症リスクを根本から抑えることが可能です。

防爆環境や高温作業での熱中症対策にお悩みの方は、ぜひ一度、製品の詳細をご確認ください。

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空調服は熱中症対策にならない?実際の効果(メリット)を紹介

「空調服を着ていれば熱中症にならない」といった考えは誤解です。気温や湿度が極端に高い環境では、十分な効果を発揮できない場合もあります。

しかし、空調服を正しく使えば熱中症対策の一環として、さまざまなメリットが得られます。まずは、空調服の具体的な効果について見ていきましょう。

▼空調服の効果(メリット)

  • メリット①|体感温度を下げて熱中症を防ぐ補助になる
  • メリット②|作業効率の維持・向上につながる
  • メリット③|電気代を抑えられる

メリット①|体感温度を下げて熱中症を防ぐ補助になる

空調服を着用することで、作業中の体感温度を下げられる点は大きな魅力です。

空調服の内蔵ファンが風を送り込むことで、汗の蒸発をサポートし熱を外へ逃がしやすくなります。特に、屋外の建設現場や空調設備がない倉庫内作業など、暑さが厳しい環境では空調服の効果を実感しやすいです。

真夏の炎天下で完全に熱中症を防ぐのは難しいため、水分補給や休憩を併用することが前提です。体感温度を下げて体への負担を和らげる点では十分に役立つアイテムです。

メリット②|作業効率の維持・向上につながる

空調服の導入は、単なる熱中症対策にとどまらず、作業効率の維持にも大きく貢献します。

暑さによる体温の上昇は集中力を奪いやすく、思わぬ作業ミスや事故のリスクを高めてしまいがちです。空調服を着用すれば体内にこもった熱を放散できるため、集中力が長く続きやすくなります。

特に、長時間の屋外作業や倉庫内作業、工場などの現場では導入効果が期待できる点が特徴です。無理なくパフォーマンスを維持できれば、作業スピードが上がり業務全体のコスト削減につながります。

メリット③|電気代を抑えられる

空調服は消費電力が少なく、ランニングコストを抑えられる点も大きなメリットです。

内蔵のファンを動かすためのバッテリーをフル充電しても、1回あたりの電気代は1円〜3円に抑えられます。風量を調整すれば5〜8時間程度は十分に稼働できるモデルが多く、ランニングコストをほとんど必要としない点も大きな特徴です。

空調服を導入すれば、エアコンの設定温度を高めに維持しても快適性を確保できるため、冷房にかかる電気代の削減に貢献します。導入コストが気になる方でも、長期的に見れば省エネ効果が大きく、経費の削減につながります。

空調服のデメリットを5つ紹介

空調服には熱中症対策として多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは5つのデメリットを紹介します。

▼空調服のデメリットを5つ紹介

  • デメリット①|気温が高すぎると効果は限定的
  • デメリット②|音が気になる
  • デメリット③|導入費用がかかる
  • デメリット④|事故の危険性もある
  • デメリット⑤|作業服より重い

デメリット①|気温が高すぎると効果は限定的

気温が高すぎる環境では、効果を発揮できない可能性もあります。空調服はあくまで服の内部に風を送り、汗を効率的に蒸発させて体温を下げる仕組みです。

外気温が極端に高い真夏の炎天下では、送り込む風自体が熱を帯びてしまい、涼しさを十分に感じにくい場合があります。特に湿度が高く汗が蒸発しにくい状況では、空調服の冷却効果が思ったほど発揮されないケースも多いです。

例えば、工場の屋外作業で直射日光が強い場所やアスファルトの照り返しが激しい道路工事現場などでは、熱中症を防ぎきれません。また、防風環境下では使用が難しい点にも注意が必要です。

空調服に過度に依存せず、他の熱中症対策と併用しましょう

デメリット②|音が気になる

空調服はファンの作動音があるため、使用環境によってはデメリットになる場合があります。

屋外では周囲の騒音に紛れて気にならないことが多い一方、静かな倉庫内では作動音が大きく感じられることがあります。特に人との距離が近い作業やチームでの会話が多い場面では、ファンの音がコミュニケーションの妨げになりがちです。

音の感じ方には個人差があり、慣れるまでストレスになり得ます。最近は静音性を高めたモデルも増えていますが、完全に無音にはできないのが現状です。

購入前には動画などで作動音を確認し、自身の作業環境に適しているかを確認しましょう。

デメリット③|導入費用がかかる

当然ながら、導入コストがかかる点は無視できないポイントです。

服本体に加えてファンやバッテリーなどの周辺機器が必要なため、1セットで2万円前後かかるケースも少なくありません。

従業員全員に支給する場合は、人数分のコストが初期投資として発生します。バッテリーの劣化やファンの交換といったランニングコストも発生するため、導入前に想定しておくことが重要です。

ただし、作業効率の向上やエアコン使用量の削減により、長期的にはコストを回収できる可能性があります。単純な価格だけでなく、導入効果を含めたコストパフォーマンスを比較検討することが大切です。

なお、一定の条件を満たせば、職場環境改善コース(熱中症予防対策プラン)を活用できる場合があります。導入費用の一部を補助金で賄える可能性があるため、事前に制度の内容を確認しておきましょう。

デメリット④|事故の危険性もある

空調服の使用方法を誤ると思わぬ事故の原因になる場合もあります。例えば以下のようなケースです。

  • ファンが衣類やベルトに引っかかって破損
  • 作業中にバッテリー部分が障害物にぶつかり転倒
  • 溶接火花による重度の火傷

実際に、作業服のファンに火花が入り込み、作業服の中の難燃素材でない肌着に着火した事故がありました。

参考:一般社団法人東京技能者協会

可燃性の粉塵が多い作業現場では、ファンが火花の発生源になるリスクも否定できません。空調服を安全に使用するには、作業内容や現場環境に応じたルールを整備し、必要に応じて保護カバーなどを活用することが不可欠です。

デメリット⑤|作業服より重い

空調服はファンやバッテリーを搭載しているため、一般的な作業着と比べると重量があります。1〜2kg程度の重量は一見すると大きな負担に感じにくいものの、長時間着用して動き続けると肩や腰への負担が蓄積しやすいです。

また、装着位置によっては、基本的な動作が制限されるケースも想定されます。最近では軽量化されたモデルも増えていますが、使用前に重さや可動性を確認することが望ましいです。

熱中症対策におすすめのアイテムを紹介!

前述した通り、空調服だけでは熱中症対策にならない可能性もあります。ここでは、真夏でも熱中症対策になるおすすめのアイテムを紹介します。

熱中症対策におすすめのアイテムを紹介!

  • ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケットの基本概要
  • 実際に利用した方の声

ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケットの基本概要

ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケットは、防爆エリアでの熱中症対策に特化した次世代型の冷却ウェアです。空調服では対応できない環境においても実用可能な製品として注目されています。

このジャケットは、モーターを搭載していないため防爆エリアでも安全に着用可能です。マイナス78.5℃のドライアイスを用いた冷却機能により、3時間以上の強力な保冷効果を実現します。

軽量かつ難燃性のストレッチ素材を採用し、動きやすさと安全性を両立。温度調整機能や2WAY冷却構造、ハーネス・ライフジャケットとの併用対応など、現場の声を反映した高機能設計も魅力です。

また、ドライアイスの供給については、宅配便、製造機設置、専用トラックなど、現場環境に応じた配送体制が整っています。WBGT値連動の使用量提案システムも完備し、過酷な作業現場における熱中症対策の切り札として、多くの企業で導入が進んでいます。

実際に利用した方の声

ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケットを利用した事業者の方の口コミを紹介します。

“ウエアを着用すると作業効率が約7割もアップした。 おかげで当初3カ月間の予定だった 工期を2か月間に短縮することが出来、大幅なコストダウンが出来た。”

出典:当社調べ

上記の口コミからは、工期短縮やコスト削減といった明確な業務改善効果が得られたことがわかります。


“現場で作業する人達から大変喜ばれており、今後、これ無しでは困ると言われている。導入したことで現場の士気も上がったようだ。”

出典:当社調べ

職場全体の士気向上にも貢献していることが見受けられます。導入をご検討の方は以下の詳細をご確認ください。

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空調服の熱中症対策に関するよくある質問

最後に、空調服の熱中症対策に関するよくある質問に回答していきます。

空調服の熱中症対策に関するよくある質問

  • 質問①|空調服は熱中症対策に逆効果?
  • 質問②|熱中症対策が義務化されたから空調服は必須?

質問①|空調服は熱中症対策に逆効果?

空調服の使い方を誤ると逆効果になるリスクがあります。

高温多湿の環境では、風だけで体温を下げる効果が限定的になる場合もあります。直射日光の下で長時間使用すると内部の熱がこもり、熱中症になってしまう事態にもなりかねません。

また、体調不良や脱水状態のまま使用すると、空調服に頼りすぎて異変に気づかず重症化する恐れがあります。高温多湿の環境下では、空調服よりもドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケットの方が効果的に体を冷やせます。

質問②|熱中症対策が義務化されたから空調服は必須?

義務化はされていませんが、空調服の導入は有効な対策のひとつです。

法的に空調服の着用が義務付けられていませんが、労働安全衛生法に基づき、事業者には熱中症予防のための環境整備が求められています。

特に高温環境での屋外作業では、空調服が現場の安全対策として注目されており、熱中症リスクの低減に役立つと評価されています。義務ではないものの、企業のリスク管理や従業員の健康配慮の一環として、導入が進んでいるのが実情です。

まとめ:空調服だけでは熱中症対策になるとは言い切れない

空調服は、汗の蒸発を促し体感温度を下げることで熱中症のリスクを軽減できる優れたアイテムです。ただし、気温や湿度の条件次第では効果が薄れる場合もあるため、過度な信頼は避けるべきです。

より過酷な環境では、ドライアイスジャケットのような次世代型の冷却ウェアも選択肢に加えることをおすすめします。

NBKマーケティングでは、マイナス78.5℃の冷却力と2WAY設計を備えた「ドライアイス/保冷剤(アイスパック)ジャケット」を提供中しています。

空調服では対応が難しい高温・防爆エリアでも使用でき、作業効率を落とさず熱中症リスクを根本から抑えることが可能です。

過酷な現場の暑熱対策にお悩みの方は、ぜひ一度詳細をご確認ください。

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