
ヒーティングコイルの自動検査ロボットとは?管内点検の新しいかたち
あなたの現場でも起きていませんか?
化学プラントや工場のボイラー設備において、ヒーティングコイル(水管)の定期点検は欠かせない保全作業です。しかし、こんな課題を抱えていませんか?
- 人が入れない狭い管内の点検に多大な時間とコストがかかっている
- 目視検査では見落としが発生し、腐食や摩耗を早期発見できない
- 点検のたびに設備を長時間停止しなければならない
- 熟練した検査員が不足しており、属人的なスキルに依存している
こうした課題を解決するのが、管内専用の自動検査ロボットです。
この記事でわかること
- ヒーティングコイルの水管内検査における従来の課題
- 自動検査ロボット「SQUID」の仕組みと主要機能
- 導入によって得られる具体的なメリット
- 現場への導入を検討する際のポイント
ヒーティングコイル点検の現状と課題
ヒーティングコイル(ボイラーや熱交換器に使われる水管)は、高温・高圧の環境で長期稼働するため、内壁の腐食・摩耗・スケール付着が進みやすい部位です。
従来の点検方法では、次のような問題がありました。
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| アクセスの困難さ | 管径が小さく、人が内部に入って確認できない |
| 管の切断が必要 | 内部確認のため配管を切断・開口する作業が発生 |
| 点検精度の限界 | 外面からの超音波測定では見えない箇所が存在する |
| 長時間の設備停止 | 従来の点検は稼働を停止した上で数日を要するケースも |
| データの属人化 | 検査員によって判断基準が異なり、データ品質にばらつきが生じる |
解決策:管内自走型ロボット「SQUID」
この課題を解決するために開発されたのが、hibot社の自動検査ロボット**「SQUID(スクイッド)」**です。NBKマーケティングではこのSQUIDを取り扱っており、化学プラント・工場の現場導入をサポートしています。
SQUIDの主な特徴
① 管内への直接進入・自走
SQUIDは点検口から直接、ヒーティングコイルの水管内に進入し、自走しながら点検を行います。管を切断する必要がないため、設備を傷めず非破壊で点検が完了します。
② 超音波センサーによる360度肉厚測定
搭載された超音波センサーが管内を走行しながら、管壁の肉厚を360度全周で連続測定します。腐食や摩耗が進んでいる箇所を見逃さず、均一かつ客観的なデータを取得できます。
③ 最大45メートル先まで点検可能
1回の進入で最大45メートル先まで検査が可能です。広範囲の配管を短時間でカバーできるため、従来に比べて大幅な点検時間の短縮が実現します。
④ カラーマップによるデータ可視化
取得したデータはカラーマップ形式で出力されます。摩耗や腐食が進んでいる箇所が色で一目でわかるため、熟練技術者でなくても直感的に結果を把握でき、予防保全計画の立案に役立てることができます。
SQUIDを導入するメリット
点検コストの削減
管の切断・開口が不要なため、工事費用と作業時間を大幅に削減できます。設備停止期間の短縮は、生産への影響を最小限に抑えます。
点検精度の向上と見逃し防止
超音波センサーによる定量的なデータ取得により、目視検査では発見困難な内部の腐食・減肉を早期に検知できます。
データの一元管理と予防保全
カラーマップデータは記録・蓄積が可能です。経年変化を定量的にトラッキングすることで、壊れる前に対処する予防保全へと移行できます。
人手不足・属人化の解消
検査員のスキルに依存しない客観的なデータ取得により、検査品質を均一化し、人材の確保・育成コストを低減します。
こんな現場に特に適しています
- 化学プラント・石油精製プラントのボイラー設備
- 食品工場・製紙工場などの熱交換器
- 発電所・エネルギー関連施設の管設備
- 定期点検の頻度が高く、停止コストが大きい現場
IoTカメラとの組み合わせで、さらに高度な保全管理へ
SQUIDによる管内データに加え、設備周辺の状態監視には**IoTカメラ「LC-EX10」**を組み合わせることで、内部・外部の両面から設備を監視する体制が構築できます。防爆エリアにも対応しており、危険エリアの常時モニタリングにも活用できます。
まとめ
ヒーティングコイルの自動検査ロボット「SQUID」は、従来の目視・手作業点検が抱えてきた課題を解決する、管内専用の自走型検査ロボットです。
- 非破壊・非開口での管内点検
- 超音波センサーによる360度肉厚測定
- 最大45mの長距離点検
- カラーマップによるわかりやすいデータ可視化
設備保全のコスト削減と品質向上を同時に実現したい方は、ぜひ一度SQUIDの詳細をご確認ください。
本記事の情報は、NBKマーケティング公式コラムおよびhibot社の公開情報をもとに作成しています。

